このお話は
こちらの続きです 





退去費22万
キレながらも
なんとか駅に到着した





いよいよ
ちゃーくんと
しばしのお別れだ






ちゃーくん
「ただっちさぁ」



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引っ越し費用をケチって
同日にしちゃったから
見送る時間がないんだ






もしあったとしても
悲しいし、照れくさいから
行きたくなかったのだけど






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なぜだか
何を喋っていいか
わからなくなって





しばらく黙っていた






電車の揺れる音だけが
響き渡っている





そして
何駅かすぎたところで
ちゃーくんが口を開いた






ちゃーくん
「あー心配だなぁ」



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ちゃーくん
「添加物も良くないんだからね」

「トイレの電気もちゃんと消すんだよ」

「外出するときは
エアコンちゃんと消しなよ」

「戸締りもちゃんとして」






あー
うるさいうるさい






最後の最後まで
うるさいちゃーくんだ







ちゃーくん
「あと」





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その言葉を聞くなり
鼻の奥が
ツーンとした






口うるさいし
おせっかいだし
細かいし、たまに偉そうだし






一緒に暮らしていると
めんどくさいことが
たくさんあった





だけど



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誰にも何も
言われなくて
好き勝手できること





それはそれは
とても楽なのかもしれないし






ほっといて欲しいって
何度も思った






だけど





zikann3





自分に関心を
持ってくれてる人が
絶えずそばにいることって
幸せなことなのかもしれない






そんなこと考えて
じわっと涙が出てきた






続く
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すみません
うつっぽくなったり
風邪をひいて寝込んだりで
更新が途切れていました

いつも応援してくださり
本当に
ありがとうございますm(_ _)m


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